引っ越しをする時に、ご近所の方へ挨拶はいつ行くべきなのか悩みますよね。
お世話になったご近所やこれからお世話になる方に、きちんとした挨拶をしたいものです。
今回は、挨拶はいつすべきか、良いタイミングについて紹介します。またご不在だった場合、近所の方が外国人だった場合、どうすべきかも紹介します。
挨拶をする良いタイミングはいつ?
引っ越し前
これから引っ越しするなら、これまで住んでいた家のご近所の方に挨拶していきたいものです。これまでお世話になっていた方にはもちろん挨拶するのが礼儀ですね。
引っ越し当日は朝早くからトラックが来て道をふさいだり、引っ越し作業をするスタッフが出入りしたりとうるさくなるかもしれません。
ですから、良いタイミングとしては、引っ越しの1週間前~2、3日前に伺って「○日に引っ越しすることになりました。当日は、○時頃にトラックが来る予定です。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。」
といったように、簡単にご挨拶しておけば、引っ越し作業中に多少騒音がしても許してもらえるでしょう。
どんなに遅くても前日までには挨拶をすませておきます。不在かもしれないので、引っ越しギリギリにならないよう、少し早めに挨拶に伺っておくといいですね。
引っ越し先
新居へ引っ越したら、早めのタイミングで挨拶に伺いましょう。引っ越し当日、または2、3日以内がベストです。どんなに遅くても1週間以内に挨拶に行きましょう。
できれば昼間から夕方にかけて、10時~16時くらいの間に行くのがいいですね。早朝や深夜に伺うのは迷惑になるので避けましょう。
近所にどんな人が住んでいるのかわかりませんから、特に女性ならば暗くなってから行くのは避け、失礼のない時間に伺いましょう。
家族で引っ越した場合には、両親と子供1人など家族の人数が少ないなら、できるだけ家族みんなで挨拶に伺うと良いでしょう。
家族の人数が多いなら、全員で伺っても迷惑になるでしょうからお母さんとお子さんだけなどのように、引っ越しの挨拶には2、3人で行くのが望ましいですね。
必要以上に個人情報を明かすことはありませんが、高齢者がいる、赤ちゃんがいる、小さい子供がいる、障害者や病気の家族がいるなどの情報を知らせておくのは良いことです。
どんな家族が越してきたか分かると、ご近所の方も安心します。
挨拶に伺ったけど不在の場合は?
不在の場合は、時間や日にちを変えて後日改めて挨拶に行きます。不在の場合も、会えないからといって、早朝や深夜、食事の時間帯などに伺うのはマナー違反です。
最初に悪い印象をもたれてしまうのは残念ですから、相手の方にとって迷惑にならない時間帯に伺いたいですね。
2、3回伺って、それでも会えなければ、手土産の粗品に挨拶状をつけてポストに入れるか、ドアノブにかけておきましょう。
外に置いていく場合は、食べ物はやめましょう。タオルやラップなどの粗品に簡単な挨拶状を添えておきます。挨拶状といっても堅苦しく考える必要はありません。
文面は簡単でかまいません。文房具屋さんやバラエティショップ、100均などで売っている小さなメッセージカードを使いましょう。
いかにも若い女性といったデザインや子供っぽいキャラクターもののカードより、年代が分からないようなシンプルなカードを使います。
「〇号室に引っ越してきた○○(苗字)と申します。何度か伺いましたがご不在でしたのでお手紙で失礼します。ご挨拶の粗品を入れておきましたのでお使いください。よろしくお願いいたします」
「先日お隣へ引っ越してきた○○と申します。子供たちがご迷惑をおかけしてしまうことがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします」
など、簡単な文面で一言添え、長々と書いたり、不必要に個人情報を記載するのは避けましょう。
不在だから、いつ行っても留守だから挨拶しないというのはよくありません。
挨拶されて嫌な気持ちになる人はいません。むしろ、挨拶もせず、いつの間にか入居していたという方が警戒されたり、少し気持ち悪いと感じる人もいます。
人付き合いは最初が肝心ですから、挨拶をきちんとして、新しい住まいでの生活を気持ちよくスタートさせましょう。
隣近所が外国の方の場合は?
海外でも、アメリカ、オーストラリア、インドネシア、韓国など引っ越しの挨拶をする文化を持つ国はあります。
フィリピンやベトナムのように、引っ越しの時には近所の人の方から挨拶や引っ越しの手伝いに来てくれる文化もあります。
ですが、ほとんどの国は、引っ越しの挨拶に行くという文化を持っていません。ですが、自分の国には引っ越しの挨拶をする文化がなくても、日本の文化は良いと思っている外国の方もたくさんいます。
外国人だからと身構えずに挨拶に伺いましょう。相手の国の言葉を話せなくても大丈夫です。変に気負わず挨拶に伺ってみましょう。