引っ越しで、退去をするとき、入居をするとき、挨拶をしたくても相手が不在の場合も多いかと思います。
そんな時にあったほうが良いのが挨拶の手紙。
けれども、手紙をいったいどんな文面でかけばいいのか、どこまで出せばいいのか、いつ出すべきなのか分かりませんよね。
今回は、引っ越しの挨拶の手紙はどうすればいいかについて紹介します。
挨拶の文例はどんなものがいい?
挨拶の文例はそこまで難しいものではありません。どこに引っ越してきた人なのか、などが記載されていたら問題はないでしょう。
新居の近所への挨拶
はじめまして、こんにちは。○月○日に○〇に引っ越してまいりました、○○と申します。 引越しの作業にともない、何かとお騒がせいたしました。 これからお世話になるかと思いますのでよろしくお願いいたします。
旧居の近所の挨拶
いつもお世話になっております。〇〇に住んでおります〇〇(名前)と申します。 〇月〇日に引越しをすることとなり挨拶に参りました。これまでいろいろとお世話になり、ありがとうございました。 引越し当日はご迷惑をお掛けしてしまうかもしれません。すみませんがよろしくお願いいたします。 それでは失礼致します。
等が無難な挨拶の内容です。
基本的には引越しの日付、アパートの番号、そして自分の名前を忘れずに書き、お世話になったことを感謝する内容であれば、問題ないでしょう。
手紙のメリットは、相手が不在のときでも渡すことが出来るという点です。ポストに投函をしていれば、見てくれるはずです。
挨拶の手紙はどこまで出せばいい?
アパートやマンションの場合は、両隣と上下階が基本です。
騒音の原因になりやすい上下階と、顔を合わせる機会が多い両隣には挨拶をしておきましょう。
けれども、全世帯数が少ないアパートの場合は全世帯に挨拶に行っても大丈夫です。6世帯のみ、などの場合はそこまで難しくはないですよね。
あとは、管理人さんと大家さんにも挨拶をするのが基本ですが、ここは手紙ではなく直接挨拶をしましょう。
同じアパートの方よりもずっとお世話になる人たちなので、手土産も忘れないようにしてください。
挨拶の手紙はいつ出すべき?
手紙はいつ出すのがいいのかといえば、引越しの前日に届けることをおすすめします。
なぜなら引越しで一番迷惑をかけてしまうのは引越し当日だからです。引越しの大きなトラックがアパート前に止まり、ガタガタうるさくしてしまうのが引越し当日です。
だから心の準備のためにも、出来れば前日には手紙を投函、もしくはドアノブに粗品を添えて手紙を置いておきましょう。
事前に引っ越してくることがわかっていれば、相手側も多少うるさくても理解をしてくれるかと思います。
遠方などで引越し前に手紙を送れない、と言う場合は当日や翌日などでも大丈夫です。出来るだけ早く、引っ越してきたということを伝えましょう。
一週間も過ぎてしまうといまさら感が出てしまうのでおすすめできません。もう数人とは顔を合わせている可能性もありますよね。
もちろんたまたま顔を合わせたときに挨拶をしても良いかと思いますが、出来れば事前に、引っ越してくることをちゃんとお伝えしておきましょう
挨拶状と共に手土産を渡したい場合は
直接顔を見て挨拶をするときは手土産も渡しやすいものですが、手紙の場合はなかなか渡しにくいかと思います。特にポスト投函の場合は入らないものも多いでしょう。
そんなときは、家のドアの前にかけておくのもおすすめ。
もちろん小さくてポスト投函できるものであれば手紙と一緒に投函をしても良いですが、ポストよりも家のドアに手紙を添えておいた方が見つけやすいです。
また、送った側からしても、相手が受け取ったのかどうかを確認しやすいから良いですよね。
ちなみに、ドアノブにかけておくときは、スーパーのビニール袋のようなものではなく、ちゃんとした紙袋がおすすめです。
出来れば店名などが記載されていないものが良いでしょう。最近は100円均一などでも売られているので、無記名の紙袋をいくつか用意してみてください。
添える品としておすすめなのは、賞味期限の長いお菓子、タオル、ラップ、ティッシュペーパーなど、日用品がおすすめです。
値段が高いものは相手が恐縮してしまう可能性があるので、500円前後、高くても1000円未満にしてくださいね。
そもそも挨拶は必要?
最近は、手紙はもちろん直接の挨拶もしない人が増えてきました。
私も学生の時と就職した時にアパートに入居しましたが、挨拶まわりはしませんでした。逆に学生の時に挨拶に来られた方が1人いましたよ。
品物はもらいませんでしたが、挨拶だけしていかれました。
「〇〇号室に入居しますので、宜しくお願いします」
そう言っていかれました。逆に言われる側としては気持ちのいいものですね。どんな人なのかという安心感もあります。
ただ、女性の場合ですと女性が住んでいる、と知らせることと同じです。長期では住まない場合など、特に無理をして挨拶をする必要もないかと思います。
基本は長期で住む予定の場合や、ご迷惑をかける場合があるなら、挨拶はしておいた方がよいでしょう。(おわり)