「忙」という漢字は「心」と「亡」から成り立っています。
心を亡くすと書いてなぜ「忙しい」となるのでしょうか。
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「忙しい」の成り立ち
「忙」の部首は、立心偏(りっしんべん)です。
立心偏は、主に感情や思考といった心の動きを示す偏(へん)です。
心の字から転じた偏で、よく似ていますよね。
心をなくすというのはなぜ?
心がなくすというとロボットでもなってしまいそうですが、そうではありません。
「落ち着いた心」「あるべき心」をなくすということです。
例えば、仕事が重なり増えてイライラすると心はどうなるでしょうか。
ミスが増えたり、人に対して当たりが強くなったりします。
普段であればないようなことをしてしまうのは「心を亡くす」からということです。
それが「忙しい」となるんですね。
まとめ
「忙」は教訓のある漢字です。
現代人は忙しさから避けられません。忙しくても心はなくさないようにしたいものです。
漢字は造りを考えると面白いですね。
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