見積もりや比較検討を経て一つの業者に絞り、引っ越し日まで決めたは良いけれど、当日の天候は日が近くならないと分からない場合も多いですよね。
もし引っ越し当日に雪が降ってしまった場合は荷物が濡れてしまわないか、家具や段ボールが駄目になってしまわないか不安になるのは当たり前です。
ここでは雪の時に業者はどのような対応をするのか、またキャンセルができるのかなどについて解説していきますね。
雪が降った場合
もし引っ越し当日に雪が降ってしまった場合、引っ越し業者から突然キャンセルをされないかと不安に思ってしまいます。
引っ越しは人生に何回もあるわけではないので、どのように対応されるのか分からないものですよね。
日本には「標準引越運送約款」と言う、国が定めている引っ越し業者に関する規約があります。
これには、地震や津波、暴風雨などの天災の場合は引っ越し会社からキャンセルすることができると定められていますが、逆を言うと雪などで業者からキャンセルをされることはまずありませんので安心してください。
業者側もトラックや人員を用意しています。そう簡単にキャンセルしたくないものです。
天災などの可能性が想定される場合は、引っ越しをする人にとっても危険な状況なので、むしろ業者の指示に従った方が良いです。
雪の時にキャンセルできる?
どうしても雪を避けたい場合は、顧客側からキャンセルすることもできます。
ただし、先述した「標準引越運送約款」ではキャンセル料についてもしっかり記述されているので注意しましょう。
例えば当日キャンセルは見積もり運賃及び料金の50%以内、前日では30%以内、前々日なら20%以内で料金を支払う必要があります。
3日前までなら無料ですが、それでもキャンセルは余程の事情がない限り避けた方が良いですよ。
自分でできる雪の時の対策
雪国へ転勤する人や、当日に悪天候が見込まれる人は、ある程度は自分で対策をとっておきましょう。
もちろん引っ越し業者も対策をしてくれますが、どの荷物が水に弱いかなどをしっかり把握しているのは荷を作った当人だけです。
特に、降雪シーズンの雪国へ引っ越す場合はかなりの確率で雪が降るので、できる限りのことをしておいて損はありません。
対策と言っても簡単で、例えば水に濡れて不具合を起こす可能性がある精密機器や家電、水滴がシミになる可能性があるバッグや衣類はビニール袋で包むだけなので、大した手間にはなりません。
また新居で荷物についた水滴をすぐに拭き取れるよう、タオルや雑巾は多目に用意し、取り出しやすいよう段ボールに目印をつけておくと引っ越し作業がスムーズに行えますよ。
まとめ
ここでは雪の時の引っ越しについて紹介しました。そのような天候の時でもキャンセルできますが、キャンセル料金が発生するので注意しましょう。
引っ越し代金は荷物の量や距離にもよりますが、結構な費用がかかりますよね。例え20%でも高額になってしまいます。
余程の事情がない限りキャンセルは避ける方がよいでしょう。