養生の意味と読み方は?梱包とはどう違うの?

「健康に気をつけて養生してくださいね」

という表現があります。

「養生」は、このように人に向けて使われることも多いのですが、引っ越しや建設業界でも使われる用語なんですよ。

ここでは、「養生」の意味と読み方、また梱包とはどう違うのかについて説明します。

養生の意味と読み方は?

養生の読み方は「ようじょう」です。

意味は、漢字に「養う(やしなう)」、「生きる(いきる)」があるように、「健康に努める」、

病気や怪我の回復に努める」意味となります。

 

このように、人に対して使うことができるのですが、物に対しても使うことができます。物に対して、「健康に努める」というのは、もちろん変です。

物に対する場合は、「保護する」という意味合いです。

 

例えば、引っ越しの時は、家具だけではなくマンションやアパートの壁や床にも傷がつく可能性がありますよね。

その為、家具や荷物が通る所、玄関の出入り口、かごになっている部分、狭い部分の壁や床、手すり、エレベーター内などを保護します。

それを防ぐために、その箇所を、そのシートやクッション材を使って保護するのです。

 

また、建設業界では、解体の時に発生する粉塵、騒音を防ぐ意味でも養生シートは使われますよ。

あと、コンクリートでも養生というのがあります。コンクリートは、硬化する前の段階で適切な管理をしないとヒビ割れを起こす可能性があります。

例えば、方法として、乾燥を防ぐためにシートをかぶせて保湿する「保湿養生」というのがあります。外気温が0℃以下になる場合にもシートをかぶせて、「保温養生」という方法がとられます。

 

他に、「養生テープ」というのもあります。塗装面以外に塗料がかからないようにするテープです。マスキングテープとも呼ばれますよ。

「養生シート」はホームセンターでも販売されています。工事現場でかけられているシートも、養生シートです。生活の中で、何気によく見かけていますよ。

 

様々な被害から守る事、これが「養生」するということです。

梱包との違いは?

梱包の本来の意味は、紐(ひも)や、ダンボールを使って荷造りすることです。

例えば、ガラスは壊れやすいので、持ち運びの際、守るために梱包します。また、運びやすいようするという目的もあります。

梱包は「荷造りする」という意味合いが強いです。

 

一方、「養生」は「保護する」という意味合いが強いです。

例えば、物を壁や柱にぶつけるのを防ぐ場合、それを保護するのが、「養生」です。これは「梱包する」とはいいませんよね。

保護することに重きが置かれています。

 

また、周りのものを保護するだけでなく、品物そのものを保護することにも「養生」は使われます。

「汚れがつかないようブルーシートで養生した」という使い方です。

「梱包」は荷造りすることですが、「養生」は保護するということですので、同じ包み込む行為であっても、意味合いは違ってくるのです。

まとめ

養生の読み方と意味について紹介しました。

人だけでなく、物に対しても使う言葉ですよ。梱包と紛らわしい一面もありますが、梱包は「荷造りすること」の意味で、養生は、「保護すること」の意味です。

参考になれば幸いです。(おわり)